イラストレータも、ままならず
ましてやフォトショップなんて
でも、勉強しなけりゃ
仕事にならない
若い時、将来パソコンの前に座るだなんて
夢にも現実にも、
ホント、看板屋なんてぇ職業は
筆持って、字書いてりゃ、いいくらいに・・・・
ほんの、この間まで、
暢気で、怠惰な、甘ッチョロイ考えでいた
入門書、解説書、たくさん、たくさん買いましたぁ
それでも、全然、頭に入って来ないし、
仮に入って来ても、残らない
それらしい人を捕まえては
聞き倒すが
こちらに、多少の知識もなければ
質問の要領さえ・・・・・・
ただ、もつれた糸の如く
一つわかれば、次、次と
そんな、ちっちゃな喜びにすがって
モクモクと
ひたすら
しか・・・・・なさそう。
☆
——
——
☆
東京で顔見知りの看板屋さんが集う、
久しぶりに行って
ついでに秩父に寄って・・・・
現実は過酷な労働で、すべて、おジャン、
休まず働くことは誉れ高いことではあるが
大きな眼で見れば、誉められたことではない、
労働のための労働みたく
後は疲れが残るだけ
第一、「敬老の日」に、おジィさんが 働くなんて
不謹慎だよ
でも、世間が許してくれまへん、
働いて、働いて、身体いじめて
答え出さなきゃ、
何の問いかけに対してかも
今じゃ定かでない
敬老の日くらい
早く、けいろうっと。
（うまくオチたかな）
☆
—–
—-
☆
看板屋という職業の宿命なのでしょうか、
お店が閉まっている間に
次の日の営業の妨げにならないよう、
徹夜で作業を
もくもく、粛々と進めめなければ なりません、
ただ、夜中は邪魔ものがいないので
割りとスムーズにことが片付いてゆく
そのまんま
時間が経過するのも早い
真っ暗な世界から
すぐ明日がやってきて
手元灯りがいらないくらい
ぼんやりと光が射してくる
瞬く間に夜が明けてゆく
今度は時間との追いかけっこ
限られた時間内に
完了しなければいけない・・・
そのプレッシャーとの戦いが始まる
「何で人様が寝てるときに
過度な脅迫観念で
がんばらないといけないのでしょう」
愚痴というか、一人でに
己の職業を、怨んでみるが
それも、これも
自分が好んで突き進んでいる
どこにも、もって行くこのできない
「みんな、あんたの蒔いた種」
ぼやいてないで
収穫の歓びでも描いていることにしよう、
看板屋、もくもく、せっせ、せっせっと。
☆
—-
—-
☆
今更ながら
看板屋さんになった理由は
文字と絵を、暢気に描いてりゃ
食い扶持に困らねぇ
好きなことが仕事になって
案外ラクじゃないの？
そんな動機、選択で看板屋さんに
時代は、そんな甘っちょろい考えが、まかり通るほど
ゆっくりとは動いてはくれなかった、
地球の速度より速く
自分の寿命を駆け足で
息をするのも忘れるほど、
せかせか、こせこせ、
思い描いた世界と、全然ちがうじゃん、
手がこてこてになるくらい汚れて
着替えするのも面倒なほど、汗かいて
足の筋肉は
はしごや脚立の乗り降りで悲鳴すらあげている
両手でドリルを思いっきり押して
脇の下と、二の腕が痛い
こりゃ、身体は鍛えられるわさ
衰えてゆく速度にも勝てそうなくらいの
鍛錬というか、自分イジメのような過酷さに
ホントは酔ってるんでしょう、
健全な心は
健全な肉体に宿る・・・・・
健全って
何がって、わかってないのに、
まぁ、無邪気な心は
日々苦しい鍛錬で
磨かれてゆく
そう、思って
さぁ、あと一仕事。
☆
—
—
☆
ネットで看板の仕事いただくようになって
もう１０年
ついでに、この一人はしゃぎのブロブも
十年経ちました。
ネットの道が開かれなかったら
今？どうでしょ、
お陰さまで、いろいろな人達というか
お客様のような通りすがりの方々まで
そりゃぁもう、たくさんの出会いがありました、
概して
シビア、冷徹、無血、愛想いらない、そんな世界のようで
実は、あったかな人、励みのお客様も
これまで随分と
お世話になりました、
それゆえ、今日の私があります、
初めて仕事いただいて
リピーターに
そして、お得意様に
ありがたいことです、
きっかけは
縁は
「インターネット」
今では、声も顔も
「がんばれ看板屋」
これは手前よがりかもしれませんが
私の中では
とても大切な繋がりとして
大切に思っております、
・・・・・・
ブログも十年続けると
もう、書くこともなく
マンネリの重ね餅みたく
そろそろ
いんじゃねぇの
と自問自答してるところなんです。
今日あるのは
インターネットという
「恐竜」なの「マンモス」 でしょうか
その、お陰は
どんなに手を合わせても、おっつかないくらい ・・・感謝デス。
☆
—
—☆
いつも、いつも、毎年、毎年
この時期
夏の終わり頃、やたらに汗をかく現場に
遭遇というか定番？
私の体力って、どんだけ〜の
検定試験
もう、不合格通知いただいてもいいのに
なぜかしら、
やたら元気、泉のように
新しい力がモクモク
それも、なんだかなぁ〜ですけど、
元気は、全てを可能にする
何にもなくても、いい
ただ、元気であれば
あんなことや
こんなことまで
元気がすべてを約束してくれそう
だから、いつも、恥ずかしいくらい
朝一番から、フル元気
・・・・・・
きっと、こんな人は
ある日突然、前触れもなく
パタッて
それもいい
その日の襲来を臆することなく
たった一つの取り得のような
私はいつまでも、元気でいよう
化石になっても
うるさいよ。
☆
—
—
☆
今日は一ン日、シート貼り
ず〜と、インクジェットシートを３ｍＸ１ｍのアルミ複合板
２３枚を、ひたすら、もくもく、貼り続け
予定時間内に完了、
ふ〜ん、出来るもんだな
—–
朝から看板取り付けに・・・・
・・・・って、だいたい毎日がそうである、
月のうち工場に半分、現場にあと半分
せっせと作っては
次の日、取り付けに行く
考えてみると
なんと、いじらしい行為の繰り返しなんでしょ、
お客さまに呼ばれて
行って、ありったけの専門知識を披露して
感心されたり、反発にあったり
とどのつまりの数字で物別れに終わる場合が
多々、多々、多々・・・・あるのが現実、
縁でしょうか、運命なのでしょうか
最初っから終わりまで
仕事が逃げてゆく気がしない場面も
たまに、まれに、珍しくあるのは・・・・ある。
自慢じゃないが
そんなに優秀なデザインを提供してるわけでもなく、
見栄えだって、決して、信頼感の塊が洋服着てるわけじゃなく、
当然の如く、若くもなく、魅力的な風貌もしてないし
話術に長けてるわけでもなく、聞き上手でもない
ないない尽くしの看板屋なれど
とにかく、お前さんに頼んだよ
これって百回泣いても、まだ足りないくらい有難い
そうだ、これに
たま〜に、突き当たるから
懲りないで、看板作って
また、取り付けに行ってんのサ。
☆
—-
—-
☆
—-
私には、たくさんの看板屋仲間がいる、
それは、とても有難く嬉しいこと
残念ながら２０歳くらい年下の人ばかりである
でも、何故かしら、ため口仲間です、
たぶん、私が、そう願ってるからなんでしょう、
でも、自分が思うほど
相手の人をフランクな気持にもさせていなく、
結構、上から歳の蓑着て物申してるのかもしれない、
自分では、こういうつもりの言動なのに
誤解されたり、
意図することと違う思いを、させてしまったり
実に心足りないことが
ありすぎるように
・・・・・・
それは私の自覚が足りない
勉強不足なんだろうなと
最近、やっと、ぼんやり、わかったりする
一歩引いて考えて
二歩下がって意見を言う
そんなになれたら
いいのにと思うだけでも
進歩かな。
—–
最近、新しい絵描いてみたいと
そんな思いがマグマのように
胸の隅っこから湧きあがってくる
誰も描いていない画風、
いっぺんで、わかってもらえるようなタッチ
それはムズカシイものだ
週刊誌やテレビアニメみても
みんな、よく似て判別に苦労する
ＡＫＢの顔が覚えられないように
どれも同じに見えてしまう
歳のせい、ジェネレーションギャップと言われれば、それまでだが
個性のない時代
没個性が望まれてるような世の中
そもそも個性って
心のうちなるものであって
表面に出てるものも
内面に蓄えたり、研鑽したりしたことが
自然と、「個」として
光ったり、輝いたりするのだろう、
その分でゆくと
絵を描くのも
努力、研鑽、苦悩
そして、じんわり、個性が出てくる
そうやんか。
☆
–
–
☆
Copyright (C) neosign,inc. All Right Reserved.