看板娘

ん〜と、ブログ書かなくちゃ

実は二百両の看板工事 が九分九厘決まりかけて

僅か一晩にして、消えてしまいまして、

獲らぬ狸の何とやらで

時世が時世なもんで

ず〜と地下６３４Mくらい落ち込みまして

自分を励ますのは自分しかいないので

叱咤、叱咤、・・・・やっと口がきけるほどに回復しました、

いえ、ね、見た目はいつも、温厚で優しさに溢れた素顔（？）

そのまんま ですが、心ン中はズタズタ、

あの〜、ブログに書けるくらいだからぁ

それに、昨日、今日で五十両の挽回と

あと六十両の目途もたったし、

ところで銀ちゃん、あと、どのくれぇ必要

あぁ、あと三千両ばかし

さ、三千両って言やぁ

茶店一軒が買えるよ（？）

・・・・・・っていつの時代やん。

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パソコンばっかりとニラメッコしてると

どっちが操られてんのか

おい、看板屋、おまえの五感はどうした？

手作り感というか

これ、ボクが書きましたぁ・・・っていう

あの優越感のような満足感は、どこになくした？

この色と、この色を 混ぜて・・・・

あっ、黒、入れ過ぎちゃったケド

まぁ、これは、これでいい色じゃん、

パソコン画面なら、すぐやり直せるよ

ほら、おちゃのこで、

あの〜、やり直し、とり返しが、きかないから

面白いんでさぁ

頭で思ったことが、そのまんまじゃなぁ

余裕とか、息抜きや遊び心って

どこ？

第六感ばかりで、ここまで来た

そりゃ、間違いだらけ・・・・デス

もしも、これまでの人生が「リセット」できたら

・・・・・・

やっぱり、このまんまで、いいや

誰かや何かに操られる人生もなぁ

あっちのカドでおデコぶっつけ、こっちの敷居に躓いて

そんで、そんで、

「看板屋さん」やってゆくダス。

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看板屋が看板つけて来ました。

信頼という看板を背負っています、

看板倒れにならないよう、

・・・・・・・・看板って

板を看る

この看るってことは、世話をするって意味らしい

だから、

お店が繁盛しますように世話をするのが看板屋さん、

んじゃ、

うちの、会社が繁盛するように

誰か世話焼いてくんないかなぁ〜

えっ、看板屋のくせにって

ふん、大きなお世話だよ。

「銀ちゃん、何一人でブツブツ言ってんのさぁ」

「あっ、富次姐さん・・・・・」

「どうなのさ、仕事の方は？」

「忙しいのかって、聞いてんですか？」

「もう、まどろっこしいねぇ、ヒマなの？」

「え、えぇ、まぁ、どちらかと言やぁ〜」

「はっきり、お言いよ、もう、じれったいねぇ〜」

「・・・・で、そのワタクシがヒマだと姐さんにとって・・・」

「何でもないよ、そんなことより、寅さんじゃあるまいし、

　ワタクシは、よした方がいいよ」

「へい、生まれも、育ちも・・・・・」

「もう、いいよぉ・・・・もうぉ〜」

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文字や絵を描く

そのワクワク感に惹かれて

看板屋さんになったのに、

そりゃ、ゲップが出るほど文字も書きました

今ァ、せめて絵だけでも描いてって思うケド

パソコンでしょ、イラストレーターにフォトショップ

幼い頃画用紙に４Bのエンピツで

ひたすら描いていた

あの気持や埋没感は

とても、ありはしません、

って言うけど

税理士の先生が、絵を描くのもホドホドにして

本業の方に力を注ぐようにって

小さく叱られました、

・・・・・でも

絵を描くって行為は本業だよ・・・・なぁ

あぁ、も少し、うまけりゃ・・・・ナ

絵描いてる時って

あるんだよな、ワクワク感とか

寝食を忘れて没頭できる世界が

好きなことを仕事にできた歓びは

残念ながら・・・・

そう、呑気な気持ではいられませんデス。

そうです

看板屋が、たまに絵を描いて

思い出したように俳句をひねって

一人口の中でボソボソと落語など語り

冬空の中を

相変わらず、バイクで疾走する

これって

結構、幸せじゃん。

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師走だとか、年の瀬やクリスマス、お正月なんて

ピンと来ないのは悲しいこと なのかな、

しわよせ、年のせい、苦しみます、しょうがねぇ

こんなフレーズしかないなんて・・・・

先日、テレビで「仕事の流儀」 を、たまたまというか

偶然、見てしまった、魅せられた、

有名なデザイナーさんの話ですが

恥ずかしくも卑近に

自分の仕事のこととして考えてしまった、

そして、勇気というかヒントを、たくさん

もらいました、

高いものを、自分の位置まで下げてきて・・・

でも、それは、それでいいと思った

人に説明ができない「感性」の部分なんだけど

そうそう、「貫地谷しほり」のナレーションが

とてもよかった、女優としては、ここんとこ

三枚目的な役が多いけど

ナレーションは才能を感じました、

ついでだけどナレーターで昔からうまいなぁって

思う人は「小山茉美」さん

うなるほど、うまい、

なんで、あんなに、うまいんだろ、

看板屋さんの「うまさ」ってどこ？

文字？文字は機械が

絵？絵はパソコンが

なんだろ　空気感 ？

やっぱり看板屋さんは、ず〜と職人さんでなきゃ

手作りに、コツコツと命を燃やすくらいじゃないと

ぼや〜んと、何か見た感じはするんだけど、

銀ちゃん、いよいよ、焼きが回ったなどと

ちゃかすでないよ。

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「えっ、うち以外に何軒か、他の看板屋さんに声かけてる？」

ここで銀ちゃん少し気持が萎える、

『若いなぁ〜銀ちゃん（ホントは全然ワカくないケド）

常識、常識やん、二つ、三つの競合なんか』

それでも

内心は嬉しくない、す、数字でしょ比較すんのは、

う〜ん、そうでもない

だって立場替えて、あなたがモノを買う側で考えてごらんよ、

ただの一社に委ねるなんて

できやしないでしょ、

比べられても、負けないような

そんな仕事ができないと

勝ち残れやしないよ

「どうぞ、どうぞ、他社と比較検討してください」

これくらいのこと、言ってみなさいよ

それからね

お客様は、ただ、価格だけじゃないらぁ〜

安いだけで購買心が左右されますか？

えっ、

う〜ん、そりゃ、安いに越したことは・・・・・

ないケド

それ以外の価値？

う〜ん。

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